【PTAってなに?お母さんがPTA役員ってどういうこと?】中学生が考えた、保護者と学校のつながり

茶色のセーターを着た男子中学生 息子・男子中学生の視点

お母さんがPTA役員になったって!?

「亮太、ちょっと話あるんだけど…」

夕飯後、いつものようにソファでテレビを見ていた僕に、お母さんがそう言った。
なんだろう?と思ったら、思ってもみなかった言葉が返ってきた。

「次の年度、PTAの役員をやることになったの。」

一瞬、聞き間違いかと思った。
PTAって、なんかよく分からないけど、「お母さんたちが学校でやるボランティア」みたいなやつだよね?
でも、具体的にどんなことをするのかも、どれくらい大変なのかも、僕はよく知らなかった。

だから正直、「PTAってなに?」「お母さん、なんでそれやるの?」というのが、僕の正直な感想だった。


1. そもそもPTAってなんだ?

「PTAってさ、何するの?」

夕飯のあと、ちょっと気になってお母さんに聞いてみた。
すると、お母さんは笑いながらこう言った。

「PTAってね、保護者と先生が一緒に学校を支えるための組織なんだよ。」

なるほど、なんとなくは分かった。
でも、中学生の僕からすると、「保護者が学校を支える」ってどういうこと?って感じだった。

◆ PTAは「保護者と先生のチーム」

PTAというのは、「Parent-Teacher Association(保護者と教職員の会)」の略らしい。
その名の通り、保護者と先生が協力して、学校の環境を良くするための活動をしている。

✔ 学校行事の手伝い(体育祭や文化祭など)
✔ 登下校の見守りや交通安全活動
✔ 地域との連携イベント
✔ 校内清掃や花壇整備などの美化活動

お母さんは、こういう活動の中でも「広報担当」になったらしい。
学校行事の写真を撮ったり、ニュースレターを作ったりするのが仕事なんだって。


2. お母さんがPTA役員になった理由

僕は、お母さんが毎日すごく忙しいのを知っている。
保育士としてフルタイムで働きながら、Webライターの副業までしているし、家事もしてくれてる。

だから、そんな中でわざわざPTA役員なんて引き受けるなんて、
「すごく大変じゃない?」って思った。

でもお母さんは、こう言った。

「確かに忙しいけどね。でも、亮太の中学校生活がどんなふうになってるのか、ちゃんと知りたいと思ったのよ。」

「それに、PTAって、やってみると色んなことが見えてくるのよ。
先生たちの考え方とか、他の保護者がどんなふうに子どもを見ているのかとか。」

なるほど、ただ手伝うだけじゃなくて、学校の“中”を知ることができるんだな。


3. PTAって必要なの? 中学生の視点から考えてみた

正直に言うと、今までPTAのことなんて気にしたことはなかった。
学校には先生がいて、生徒がいて、それだけでまわってると思ってた。

でも、お母さんの話を聞いて、「PTAって意外と重要な存在なんだな」と思った。

◆ 学校を裏で支えてくれている

僕たちが安心して学校生活を送れているのは、
先生たちだけじゃなくて、保護者たちのサポートがあるからこそなんだと気づいた。

✔ 交通安全の見守り → 登校時に挨拶してくれる保護者の方たち
✔ 体育祭の準備 → テントを立てたり、記録を取ったりしてくれる役員さんたち
✔ 地域行事との連携 → 学校と地域をつなぐ“橋”の役割

普段は表に出ないけど、PTAの活動って、ちゃんと誰かがやってくれてるからこそ成り立ってるんだなって思った。


4. PTA役員をするお母さんを、僕はどう思ったか

今まで、学校のことは「学校に任せておけばいい」と思ってた。
でも、お母さんがPTA役員をするって聞いて、ちょっとだけ気持ちが変わった。

「自分のために、誰かが動いてくれている」って、やっぱり嬉しい。

しかも、お母さんは僕のことを「ちゃんと見ていたい」と思って引き受けてくれた。
それって、ちょっと照れくさいけど、素直にありがたいなって思った。

もちろん、お母さんの負担が増えるのは心配。
でも、それでもやろうとしてくれていることを、ちゃんと尊敬したいと思った。


5. 将来、もし自分が親になったら…?

僕は将来、理学療法士になりたい。
ケガをした人のリハビリをサポートする仕事。

「体を支える」だけじゃなく、「心も支える」仕事だと思っている。

お母さんのPTAの話を聞いて、ふと思った。
学校や地域で、子どもを支えるということも、同じように大切なことなんじゃないか?と。

もし将来、自分に子どもができて、学校に通うようになったら、
そのときは、「自分もできる形でPTAに関わってみたい」と思うようになった。

全員が無理してやる必要はないかもしれない。
でも、誰かがやってくれているからこそ、子どもたちは安心して学校に行ける。

それって、すごいことだと思う。


まとめ:PTAって、親が学校を支える大事な存在だった

✔ PTAは「保護者と先生が学校を支えるためのチーム」
✔ 学校行事や地域活動を、裏から支える重要な役割がある
✔ 母が役員をやる理由は、「子どものことをもっと知りたいから」だった
✔ PTAを通して、保護者と学校、地域がつながっている
✔ 将来、自分も「支える側」になれたらいいなと思った

今まで、学校って「先生と生徒だけの場所」だと思ってたけど、
実はたくさんの大人たちの見えない支えで成り立っているんだということを、
今回のことで知ることができた。

そして、そんな支えを作ってくれているお母さんのことを、
改めて「すごいな」と思えた日だった。

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