【怪我をしてしまい家事代行を頼んでみた!】頼る勇気がくれた“心の余裕”と家族の変化

まさか自分が家事をできなくなるなんて 暮らし

まさか自分が、家事をできなくなるなんて

「やだっ…!」

朝、いつものように保育園へ向かう途中。
ちょっとした段差につまずいて、自転車ごと転倒してしまった。
派手に転んだわけでもないのに、手首を強く打ってしまい、
整形外科では「軽度の骨折で、1週間は安静に」と言われてしまった。

43歳、保育士としてフルタイム勤務、
家では高校生の娘・美咲と中学生の息子・亮太の母として、毎日バタバタ。

夫の誠一は東京で単身赴任中。
私ひとりが家の舵取りをしているようなもの。

その私が、“家事ができない”状態になるなんて――正直、想像したこともなかった。


1. 家事ができない一週間、どうやって過ごす?

診断を受けたその日、
腫れた手首を抱えながら「明日からどうしよう…」と頭を抱えた。

✔ 朝ごはんの支度
✔ 洗濯物干しと取り込み
✔ 掃除機がけと片づけ
✔ 夕飯づくり
✔ ゴミ出しやトイレ掃除

すべて、片手ではとてもこなせそうにない。
しかも子どもたちは受験生と部活生。
毎日が忙しく、家事を任せるにも限界がある。

実家の両親にも頼れないし、ご近所に気軽にお願いできる関係もない。

でも、無理をしてまた転んだらどうする?
手首の回復が遅れたら、仕事にも差し支える。

「……家事代行、使ってみようかな」

ふと頭に浮かんだのが、ずっと気になっていた家事代行サービス。
Webライターの副業記事で何度も見聞きしていたけれど、
自分が“お世話になる側”になるとは思っていなかった。


2. 人を家に呼ぶことのハードル

正直に言うと、少しだけためらった。

✔ 他人を家に入れるのが抵抗ある
✔ 「自分でできないの?」と思われないか不安
✔ 掃除してない部屋を見られるのが恥ずかしい

私たち主婦にとって、“家”はプライドのような場所でもある。
特に、自分の「家事力」が他人にジャッジされるような気がして、気が重かった。

でも同時に、「この一週間をなんとか乗り切らなきゃ」という気持ちが強かった。

申し込んだのは、大手の家事代行サービスの“お試しプラン”。
掃除と洗濯、夕飯の下ごしらえを90分でしてくれるという内容だった。

「頼っていいんだよ」

申し込みボタンを押したとき、自分自身にそう言ってあげた。


3. 家事代行を使ってみた感想

初日、少し緊張しながら待っていると、
時間ぴったりに、明るくてきびきびとした雰囲気の女性スタッフが到着。

名刺を渡してくれて、流れの説明も丁寧で、
「この方なら安心して任せられるかも」と思えた。

● 掃除:
限られた時間なのに、リビングと水まわりを手際よく整えてくれて、
「プロの技ってすごい…!」と感心。

● 洗濯:
畳み方がキレイすぎて、収納し直したくなるレベル。
普段、自分がいかに雑にこなしていたかを実感。

● 料理:
下ごしらえされたおかずはそのまま加熱するだけでOK。
夜の負担がぐっと減って、子どもたちと話す時間が持てた。

1時間半という短い時間だったのに、
家が“安心できる場所”に戻っていた。


4. 頼ることで見えた、家族の変化

何より嬉しかったのは、子どもたちの反応。

「お母さん、今日はなんか機嫌いいね」
「料理、いつもよりちゃんとしてる」

……って、それ私が作ってないけど!?と思いつつ(笑)、
家事代行の効果を、家族の態度でも感じることができた。

さらに、「お母さん、無理しないでね」と亮太が洗い物をしてくれたり、
美咲が洗濯を畳んでくれたりと、少しずつ家事を分担する空気も生まれた。

「自分でやらなきゃ」と気張っていた私が、
ちょっと“手を離した”ことで、家族の中にも変化が起きたのだと思う。


5. 家事代行は、贅沢じゃない。“選択肢”のひとつ

私は今まで、家事代行に対して「特別なお金持ちが使うもの」という先入観があった。

でも実際に使ってみると、
✔ 時間の節約
✔ 心の余裕
✔ 家族のサポート

この3つを得られたことは、金額以上の価値だったと思う。

自分が動けないときに、
「誰かに頼っていい」って思えるだけで、
すごく気持ちが軽くなった。

そして、家事をプロにお願いすることで、
「自分がやらなきゃ」の呪縛から少し自由になれた気がする。

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まとめ:頼ることは、弱さじゃない。新しいスタートだった

✔ 家事ができない状況になって初めて、家事代行のありがたさを実感
✔ 他人を家に入れる抵抗より、「回復のために休む」ことが優先だと気づいた
✔ 家事代行で“自分の時間”と“家族の協力”が生まれた
✔ 頼ることは決して贅沢じゃない。生活を整える選択肢のひとつ

私はこれまで、
「何でも自分でやらなきゃ」
「頑張らないと、家族が困る」

そんなふうに、自分にプレッシャーをかけていたのかもしれない。

でも、怪我という思わぬトラブルをきっかけに、
“頼ること”も愛情のかたちなんだと気づけた。

これからも、忙しい日々が続くだろう。
でも、もう無理はしない。必要なときは、必要な手を借りていい。

私にとって、家事代行は“贅沢”ではなく、
自分を大切にするための「味方」だった。

今度は元気なときにも、
ごほうびとしてもう一度、お願いしてみようかな――そんなことを思いながら、
今日も、少しだけ心が軽くなった。

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