【家事代行で単身赴任の悩み解決!】47歳・部長職の私が初めて“人に家事を任せて”わかったこと

家事代行って、単身赴任の自分にも使えるんじゃないか? 単身赴任

妻が家事代行を頼んだと聞いて

「この前ね、自転車で転んで手首を痛めちゃったの。1週間くらい家事ができなかったんだけど、思い切って家事代行サービス使ってみたの」

週末、久しぶりに新潟の家に戻ったとき、妻の有紗がそう話してくれた。
普段は何でも自分でやってしまう彼女が、他人に家事を頼んだと聞いて驚いた。

でも、話を聞けば聞くほど、それは賢い選択だったと思えた。
料理・掃除・洗濯がプロの手で効率よく片づき、彼女自身も体を休められたと。
おまけに子どもたちとの時間も増えたらしい。

その話を聞いて、私はふと思った。

「もしかして、家事代行って、単身赴任の自分にも使えるんじゃないか?」


1. 単身赴任の家事ストレス、正直キツい

私は47歳、会社では部長職。
東京で単身赴任して1年近くが経つ。

慣れない一人暮らしも、最初は「気楽でいい」と思っていたが、
実際には家事との戦いが毎日続いている。

✔ 疲れて帰宅後の自炊が面倒 → コンビニ飯か外食
✔ 洗濯が溜まっていく → 夜にまとめて洗濯・干す・畳む
✔ 風呂掃除やトイレ掃除 → つい後回しで汚れが気になる

「家事なんて時間をかければ誰でもできる」と思っていたが、
仕事でクタクタの中、“時間”も“気力”も使い果たしている自分にとって、家事は負担でしかなかった。

しかも、部屋が片付いていないと気分も落ち込む。
「清潔な暮らし=心の余裕」だということを、年齢を重ねるほど実感している。


2. 初めての家事代行、まずは“お試しプラン”から

思い立ったが吉日。

翌週、さっそくインターネットで検索して、
「初回お試し・2時間・掃除&洗濯」のプランを申し込んでみた。

申込時の気持ちは、正直こんな感じだった。

  • 他人を自分の部屋に入れることへの抵抗感
  • 「自分でやるべきことを人に任せていいのか?」という迷い
  • でも、少し“期待”している自分もいる

当日は、約束の時間にスタッフの方が到着。
礼儀正しく、てきぱきとした身のこなしに、最初の緊張はすぐに解けた。

作業内容は、

  • 水まわり(キッチン・洗面所・浴室)の掃除
  • 洗濯・乾燥・畳み
  • ゴミ出しと床の簡単な拭き掃除

私がリビングで仕事をしている間に、静かに、でも着実に家の中が整っていく。

2時間後、まるでホテルのように整えられた部屋と、きれいに畳まれたシャツを見て、
心から「お願いしてよかった」と思えた。


3. 家事代行で得られた3つの“想像以上”

今回、初めて家事代行を体験して感じたのは、
単に「家事を代わりにやってもらえる」だけじゃないということ。

◆ 1. 時間と気力に“余白”が生まれた

いつもなら、夜は洗濯や風呂掃除、食器洗いで1〜2時間潰れていた。
それがこの日は、部屋が整っているおかげで、心にも時間にも余裕ができた。

結果的に、

  • 溜まっていた書類仕事に手をつけられた
  • 好きな読書に久しぶりに集中できた
  • 早めに寝て、翌朝すっきり目覚められた

「こんなに違うものか…」と、しみじみ感じた。

◆ 2. “自炊しよう”と思える気持ちが戻った

キッチンのコンロ周りがピカピカになったのを見て、
「ちょっと自炊してみようかな」という気になった。

これも大きな変化だった。

散らかった環境では料理をする気になれず、
コンビニ頼みの生活が続いていたけれど、
“整った空間”があるだけで、自分の行動まで変わっていくのを感じた。

◆ 3. 家族との会話のきっかけに

「家事代行、すごく良かったよ」

週末、家族にそう話したら、子どもたちも興味津々だった。
亮太は「えー、お父さんにしては珍しくいい判断!」と冗談めかして笑っていたが、
そのあと「自分も一人暮らしすることがあったら使ってみようかな」と真顔でつぶやいていた。

家事を人に任せることは“甘え”ではない。
むしろ、限られた時間をより良く使うための「選択肢の一つ」だということを、
家族と共有できたことが何よりよかったと思う。


4. “自分でやらなきゃ”の呪縛から解放される

これまで私は、家事も仕事も「自分でやるべきもの」だと考えていた。

特に、男性が家事代行を使うなんて、
「面倒くさがり」「贅沢」と思われるんじゃないかと勝手に構えていた。

でも、今回実際に使ってみて思った。

「任せられることは、任せていい」

自分の時間とエネルギーを、より大切なことに注ぐために。

それが、単身赴任中の自分にとっては、
仕事への集中だったり、健康管理だったり、
そして、限られた家族との時間を少しでも有意義に過ごすことだったりする。


まとめ:家事代行は“時間と気力の投資先”だった

✔ 単身赴任の生活は、家事の負担が思いのほか大きい
✔ 家事代行を使うことで、時間と心に余裕が生まれる
✔ 整った空間は、自炊や健康習慣へのモチベーションにもつながる
✔ 家事を外注することは、“サボり”ではなく“賢い選択”
✔ 家族との会話や理解を深める、意外なきっかけにもなった

これからも毎週お願いするわけではないが、
忙しい週や体調がすぐれないときなど、
必要に応じて“選べる手段”として家事代行を活用していこうと思っている。

いつかこの単身赴任が終わり、また家族と一緒に暮らすようになっても――
「無理をしない」「頼っていい」という気持ちは、持ち続けていたい。

それは、自分を大切にすることでもあり、
家族を大切にするための第一歩なのだから。

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