【大人って、どうして腰痛持ちが多いの?】中学生の僕が考えた、体を守るために今からできること

健康

父さんが腰痛対策の椅子を買うらしい

「最近、腰が痛くてさ…。ちゃんとした椅子、買おうと思ってるんだ」

夕飯のあと、父さんがそんな話をしていた。
東京で単身赴任中の父さんは、デスクワーク中心の生活で、
最近、座りっぱなしによる慢性的な腰痛に悩まされているらしい。

それを聞いて、僕は思った。

「大人って、なんでこんなに腰痛持ちが多いんだろう?」

部活での怪我もあって、リハビリに通った経験がある僕としては、
「体を守ること」には人一倍興味がある。

理学療法士を目指していることもあって、
このテーマについて、少し深く考えてみることにした。


1. そもそも、腰ってどういう場所?

まずは基礎知識から。

腰は、正式には「腰椎(ようつい)」と呼ばれる、
背骨の下の方にある5つの骨のことを指す。

この腰椎は、体を支える「土台」の役割を果たしている。

✔ 上半身の重みを受け止める
✔ 体を前後左右に動かす支点になる
✔ 歩いたり走ったりするときの衝撃を吸収する

つまり、腰が健康じゃないと、
人間は基本的な動作すらまともにできないってことだ。

しかも、腰は常に負担がかかり続けている場所だから、
ちょっとしたことで痛みやすい。


2. 大人が腰痛になりやすい理由

調べたり、自分の経験と照らし合わせたりして、
「大人の腰痛」が多い理由を整理してみた。

◆ 1. 長時間の座りっぱなし

父さんみたいに、
デスクワーク中心の生活だと、腰にずっと負担がかかる。

✔ 椅子に深く座らず、浅く腰掛ける
✔ 猫背で前かがみになる
✔ 脚を組むクセがある

こんな姿勢が続くと、
腰周りの筋肉が固まったり、血流が悪くなったりして、
慢性的な腰痛に繋がる。

◆ 2. 運動不足

社会人になると、
仕事で忙しくて運動する時間が減る人が多い。

運動不足になると、
✔ 腹筋や背筋(体幹)が弱くなる
✔ 柔軟性が落ちて、腰に負担が集中する

つまり、体を支える力が落ちるから、
余計に腰が悲鳴を上げるんだ。

◆ 3. 加齢による身体の変化

年齢を重ねると、
✔ 骨がもろくなる(骨粗しょう症)
✔ 椎間板がすり減る(椎間板ヘルニア)

こうした変化も、腰痛を引き起こす原因になる。

父さんは47歳。
そりゃあ、体にもガタが来るよなぁと思った。


3. 腰痛を防ぐためにできることは?

じゃあ、どうすれば腰痛を防げるのか。
将来、自分も同じ悩みを抱えたくないから、
今のうちに知っておきたい。

◆ 1. 正しい座り方を意識する

✔ 背もたれにしっかりもたれる
✔ 膝は90度、足裏は床にしっかりつける
✔ 猫背にならないように、背筋を伸ばす

たったこれだけでも、腰への負担はかなり減るらしい。

◆ 2. 定期的に立ち上がる・ストレッチする

30分〜1時間に一度は立ち上がって、軽く体を伸ばす。

✔ 腰を反らすストレッチ
✔ 太ももやお尻の筋肉をほぐすストレッチ

これだけで、血流が改善して腰痛予防になる。

◆ 3. 体幹を鍛える

スポーツのリハビリでも言われたけど、
「腹筋と背筋をバランスよく鍛える」ことがめちゃくちゃ大事。

体幹が強くなれば、
自然と姿勢が良くなり、腰への負担も減る。

◆ 4. 良い椅子を選ぶ

父さんが検討しているみたいに、
体に合った椅子を使うのも超重要。

姿勢を正しくキープできる椅子なら、
無意識に腰を守ることができる。


4. 僕が将来、理学療法士になったら伝えたいこと

今回、父さんの話をきっかけに、
腰痛について改めていろいろ考えた。

もし将来、理学療法士になったら、
患者さんにこう伝えたい。

✔ 「痛みが出る前に、日常生活を見直しましょう」
✔ 「体を支える筋肉を育てることが、一番の予防策です」
✔ 「無理を我慢せず、早めにケアすることが大事です」

腰痛は、年齢や環境のせいだけじゃない。
「日々の小さな積み重ね」で、防ぐことができる

それを伝えられる理学療法士になりたい。
そう強く思った。


まとめ:腰痛は“生活のクセ”から生まれる。だから防げる!

✔ 大人の腰痛は、座りっぱなし・運動不足・加齢が主な原因
✔ 正しい姿勢、ストレッチ、体幹トレーニングで予防できる
✔ 良い椅子選びも、腰痛対策には大事なポイント
✔ 腰痛は、我慢するものじゃない。早めにケアすれば防げる
✔ 将来、理学療法士として「痛みのない生活」をサポートしたい

父さんが椅子を新調しようとしているのは、
きっと「これからも元気に働きたい」っていう気持ちの表れだと思う。

僕も、体の大切さを今から意識して、
10年後、20年後、元気で動ける自分でいたい。

そして、未来の誰かの「痛みをなくす力」になれるように、
一歩ずつ、頑張っていこう。

次の休日、父さんと一緒にストレッチでもしてみようかな――
そんなふうに思った夜だった。

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